日本時間7月27日に開会式が行われ、ついにパリオリンピックが開幕しました。8月11日までの間、毎日熱戦が繰り広げられます。

パリオリンピックでは329種目が行われますが、これだけ種目があると見たい種目を探したり、見たい種目がいつ行われるのか、どの国と対戦するのかを検索するのも大変です。

そんな時に役立つのが生成AI。ということで、複数の生成AIを使ってオリンピックの競技日程をまとめさせてみました。

🥇Perplexity(パープレキシティ)

結果から言えば最も優秀だったのが、プロンプトをもとに自社の検索エンジンを活用してウェブ情報を取得し、生成AIで回答まで

提案するAI検索サービスの「Perplexity」でした。

プロンプトは「パリオリンピックの男子バスケットボールの日程を日本語と日本語時間でまとめて」という簡単なものですが、1回のやり取りで競技日程を正しく教えてくれます。

少し惜しいのは単純な時系列順ではなく、グループリーグごとにまとめられたことと、24時間表記ではなかったこと。それも「日程を単純な時系列順にして」→「24時間表記で出力し直して」と追いプロンプトすると希望どおりの表記に直してくれます。テーブル表記もお手のもの。

Perplexityでは、回答を生成する際のAIモデルを変更できますが、デフォルトのPro Searchが最も優秀なようです。毎回ではありませんが最初から24時間表記で出力してくれることもありました。

ちなみに、無料版では回数制限があるPro検索を利用しない場合は他の生成AIと同レベルの回答が返ってくることもあるようです。

Gemini(ジェミニ)

GoogleのチャットボットAI「Gemini」にも同じプロンプトで日程を教えてもらいましたが、日本代表の日程しか表示されない上に、すでに最終予選を勝ち抜いて対戦が確定しているブラジル代表の名前が表示されないなど情報も少し古いです。

Geminiに「パリオリンピックの男子バスケットボールの日程を日本語と日本時間でまとめて」と入力して日程を生成してもらう

ChatGPT

生成AIブームに火をつけた OpenAIのChatGPTは、日本代表以外の日程が表示され、ブラジル代表の名前も表示されるなど、Geminiよりはマシですが、一部の日程しか表示されず、開始日時が2時間早く表示されるなど、これまた使えない結果に。

ちなみに、先日プロトタイプが発表されたばかりのSearchGPTであれば、ウェブの情報が反映されるため、より正確な回答が得られるはずですが、生成AIブームから初めて開催されるオリンピックに間に合わなかったのはOpenAIにとって痛かったかも?

ChatGPTに「パリオリンピックの男子バスケットボールの日程を日本語と日本時間でまとめて」と入力して日程を生成してもらう

Claude(クロード)

最近になってAndroidアプリがリリースされたClaudeは日程がまだ発表されていませんと出力されてまったく使えない結果になりました。

Claudeに「パリオリンピックの男子バスケットボールの日程を日本語と日本時間でまとめて」と入力して日程を生成してもらう

ということでパリオリンピックの日程を生成AIにまとめさせてみました。この短期間で驚異的な進化を遂げている生成AIですが、2年後のミラノオリンピックや4年後のロサンゼルスオリンピック生成AIがどのように進化しているのか楽しみ。この記事と比較して楽しみたいと思います。


スマホとAIをもっと見る

購読すると最新の投稿がメールで送信されます。

コメントを残す